ビッグモーターへ行ってきました

新車を購入するにあたって、これまで乗っていた車を下取りのため査定に出すわけですが、「できるだけ高く売りたい」という思いから、Web上で一括査定という方法を使います。
するとその直後から怒涛のごとく電話やメールが入るわけですが、今回一番こちらの意向に沿った対応をしてくれたのが意外にもビックモーターだったのです。

いつも通り、敢えてアポなしで飛び込むかたちで店に行くことにしました。

到着するなり迎えてくれたのは、若くて物腰の柔らかい営業マンでしたが、どことなく修羅場をくぐり抜けてきたかのような雰囲気を漂わせています。

そして印象的だったのは、案内された席が上座ではなかったこと。

マナー知らずの営業マンという感じではなかったので、これはもしかして客を追い詰めるようなポジションに座らせてはいけないという配慮だったのかも知れません。

そしてその後は、買取価格や引き渡し時期について、多少のネゴシエーションはあったものの驚くほどトントン拍子で、希望価格での契約が実現したのでした。

（引き渡し時期についてはこちらの指定日より2週間早めてもらえれば、希望価格で何とかしますとのことだったが、新車が予定より早く完成したとの情報が入っていたため、問題はなかった）

査定額が厳しいので、別の人にも車の状態を見てもらう必要がある・・・とのことで、待っている時間には、たまたまよく行くゴルフ場が同じということもわかりゴルフ談義をするなど終始和やかで、その後の事務処理もとても手際よくやっていただけました。

これはあくまでも私見ですが、
実車を査定してもらう時は、ほぼ即日下取り契約する覚悟で行くべきだと考えています。
（もちろん希望通りの価格に届かなければ即断ればいい…）

そして査定前の心得として

・事前にインターネットで買い取り価格の相場を把握しておく

（車種と年式を入力すれば大体わかります）
・今すぐ手放すつもりはないが、…というスタンスで話をする
（もし高く買い取ってもらえるならば検討したい…と伝える）

今年メディアではセンセーショナルに報道されたビックモーター事件ですが、よくよく考えてみれば誰かが死んだわけでもなく、重傷を負ったわけでもありません。

それに上場企業の同業他社も含め、次々と似たような不正がみつかったのはご承知のとおりです。（無論ビックモーターを庇うつもりは毛頭ありませんが…）

むしろ中古車販売業者の闇を暴く役割を果たしてくれたともいえます。

今後は伊藤忠の傘下に入るのかどうかまだ行方は分かりませんが、いずれにせよ膿を出し切って再生していただきたいものです。