ひと言で株式投資といっても様々なスタイルが存在するわけですが、大雑把に分類するとすれば以下の2通りとなります。
①優良銘柄を長期保有、株主優待や配当などを受け取る
②短期で売買を繰り返し利ザヤを稼ぐ、デイトレード
もちろん明確な線引きがあるわけではありませんが、私を含め多くの個人投資家、即ち株式投資の素人に適したのは、①長期保有であり、②のデイトレードスタイルはAI(人工知能)を駆使したアルゴリズム(手順のモデル構築)取引を用いるプロの機関投資家が中心で、多くの個人投資家が挑んではいるものの、勝ち残るのはほんの一握りといえます。
①優良銘柄を長期保有、株主優待や配当などを受け取る
②短期で売買を繰り返し利ザヤを稼ぐ、デイトレード
もちろん明確な線引きがあるわけではありませんが、私を含め多くの個人投資家、即ち株式投資の素人に適したのは、①長期保有であり、②のデイトレードスタイルはAI(人工知能)を駆使したアルゴリズム(手順のモデル構築)取引を用いるプロの機関投資家が中心で、多くの個人投資家が挑んではいるものの、勝ち残るのはほんの一握りといえます。
実際、この著者もほんの一握りの堂々たる勝ち組であることは間違いないものの、よくよく読んでみると、資産が30年も前から2倍弱にしか増えていないという見方もできます。
これは30年前と現在の物価指数、さらには多くの優良企業の株価が20倍~30倍になっていることを考えれば、決して秀でたパフォーマンスではないという見方もできます。
とはいえ極めて勝ち続けることが難しい、デイトレードに87歳で続けていること自体が物凄いことだと思ったほうがいいんですけどね。
本書の中でも触れている通り、著者は
「資産を増やすことだけ考えるなら、優良銘柄を長期保有しておく方がいい」
といっています。
では何故、わざわざパフォーマンスの悪いデイトレードを続けるのか?
それは、
お金を増やしたいのは二の次で、株式投資が楽しくて仕方がない。
また、デイトレードが究極の脳トレだとも言っています。
これは正に、株式投資の奥深さを言い得た言葉ではないでしょうか。
少し話はズレますが、優待投資家で有名なプロ棋士の桐谷さんという方がおりますが、期限切れになる前に株主優待券を使い切るために自転車で全力疾走して対象店舗を駆けずり回るといった光景が面白おかしく紹介されることがあります。
この一見非合理的な行動も、ゲーム感覚で楽しむことができる株式投資の奥深さと言えるのではないかと思うのです。
いずれも余裕がある人だからできることなんでしょうかどね。
ほぼ一日中パソコンの前に座って市場の動きを監視できる時間と、圧倒的な情報量、さらにその情報をもとに咄嗟の売買判断ができる頭の回転の速さが必要であり、
「87歳のシゲルさんができるのなら、私にだって…」
などと、身の程知らずな考えをしないでいただきたいものです。

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